不動産投資を考えているものの、まだ実際に動き出してはいないという方もいるかもしれません。「漠然と不動産投資といっても、まず手はじめになにをしていいのかわからない」というのが本音ではないでしょうか。
不動産投資で失敗しないためには、正しい情報と知識を得る必要があります。今はインターネットでも情報が得られる時代ですが、情報が多すぎて、結局なにが正しいのか、わからなくなってしまうこともあるかもしれません。そんな方にオススメなのは、信頼できる本から情報を得ることです。
ここでは、不動産投資をこれからはじめる方を中心に、すでに動き出している方やすでに実績のある方などに向けたオススメの本をご紹介します。
不動産投資の流れ
不動産投資をするには、まずは初期費用を用意し、物件を探します。物件が決まったら、金融機関に融資の申し込みです。金融機関より事前審査通過の知らせが届いたら、引き続き本審査を受けます。
事前審査に通過すれば、不動産売買契約が可能となるので、売買契約を結びます。物件の所有権を得たら、必要に応じてリフォームやリノベーションを行い、入居者を探しましょう。入居者が決まれば、毎月家賃収入が得られるという流れとなります。
こういった流れの中で、さまざまなことを考えなければいけない局面が訪れます。とくに不動産投資の経験がない方ほど、難しい局面は多いことでしょう。そこで重要となるのが、知識や情報です。以下ではそういった知識と情報を得られる本を、ご紹介します。
まずは不動産投資の基本を把握しよう
最初にご紹介するのは、『世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生』(ソーテック社刊/浅井佐知子著)です。とくに不動産投資の経験がない方、経験が浅い方にオススメの入門書になります。
難しい言葉もやさしく解説
不動産投資に興味はあるものの、知識が足りないという方もいるかもしれません。そういった方にとって、難しい専門用語が並ぶ本は、読んでもストレートに内容が頭に入りにくいという問題点があります。その点この本は、難しい専門用語に関して、できるだけわかりやすい言葉で解説してくれているのです。
まずは1Kのマンションを現金で購入する
この入門書のオススメポイントとしては、実際に不動産投資をした場合、突き当たる問題を順序立てて説明してくれている点があげられます。1Kのマンションを現金で購入してから実際に家賃収入を得て、さらにその物件を売却するところまで、きっちりとケーススタディできる1冊になっています。
不動産投資を拡大していく考え方とは?
不動産投資初心者の方から、不動産投資をはじめて最近ようやく家賃収入が入りだしたという方まで、ぜひ読んでいただきたいのが『元外資系サラリ-マンがおこなう!40代から始めて100歳までHappyに生きる不動産投資術』(ごま書房新社刊/白井知宏著)です。
単なるノウハウ本ではない
著者は元日本IBM勤務の、サラリーマンです。そのサラリーマンが、いかにして家賃収入で2億円を超える年収を得るに至ったかを、詳しく解説しています。
不動産投資の本で検索すると、不動産投資にまつわる難しい単語の解説本や、不動産投資の流れを細かく説明している、いわゆるノウハウ本が多くなります。しかしこの本は、「不動産投資という事業を拡大していくために必要なこと、考え方」を教えてくれる本になっているのです。
不動産投資のやり方だけではなく、不動産投資を行う際の考え方をしっかりと解説しています。これからどんどん拡大していきたいという方は、何度も読み返したくなる本です。
実体験だからこそ読む価値がある
内容は著者の実体験を元にしているため、実際に現在40代のサラリーマンの方には非常に共感できる部分が多いことでしょう。何歳のときにどのように考える、何歳のときになにをするといった具体的なイメージがつかみやすい構成になっています。
失敗例を反面教師としよう
不動産投資は、「ローリスク」、もしくは「ミドルリスク」などといわれ、投資の中では、比較的安心感の高いものという認識が強いかもしれません。しかし、リスクもありうるのです。
万が一失敗してしまうと、取り扱う商品が不動産という高額のもののため、負債も非常に大きいものとなりかねません。
そういった失敗に関してまとめているのが、『やってはいけない不動産投資』(朝日新聞出版刊/藤田知也著)です。
不動産業界の闇をさらけ出す
この本は、いわゆるノウハウ本や、成功体験談とは正反対となっています。不動産投資という言葉をエサに行われた、詐欺行為や詐欺まがいの行為を集めた本です。
これから不動産投資をしようとしている方にとっては、あまり聞きたくない話かもしれません。また「自分はそういった失敗なんて犯さない」と思っているかもしれません。しかし、ここに集められている話は、本当にあったことです。
不動産投資のリスクを知っておく
不動産投資におけるリスクは、少ないといわれています。しかし、それだけに、リスクについてしっかりと教えてくれる本は多くありません。
投資話には、リスクはつきものです。この本を読んで、不動産投資に潜む怪しい部分をしっかりと勉強し、だまされないようにしましょう。
こんな本には手を出さない
不動産投資に関する書籍は、数えきれないほど出版されています。「そういった中でどの本を選べばよいのか」これは非常に難しい問題といえるでしょう。同じ不動産投資でも、準備できる自己資金や、投資をする方の状況などによって、正解となる本も変わってきます。
そこで以下では、あまりオススメできない本をいくつかご紹介します。
特定のサイトや会社ばかりを紹介している
不動産投資の本といいながら、どこかのサイトや会社の宣伝本となっている本は少なくありません。タイトルや表回りはいかにもノウハウ本のようにみせて、実際に読んでみると、「続きはWebで」という構成になっている本もあります。
気になるタイトルの本がみつかったら、まずは書評などを検索してから購入しましょう。
初版発行が古い本
本の内容としては悪くないものの、書かれた時期が古い本もオススメできません。価格に魅せられて古本屋で探してしまうという方もいるかもしれませんが、不動産投資の本は、かならず通常の書店で購入しましょう。
理由は単純に、情報が古いからです。不動産投資にかかわる方法論や、ローンの金利・不動産売買に関する法律など、不動産投資にはさまざまな情報が必要です。さらにこの情報は、常にアップデートを繰り返しています。
いくら優良な内容だとしても、10年前に書かれた本を読んでも、今現在の不動産投資で活用できるとは限りません。最新の情報がのっている、できるだけ最近出版された本を選びましょう。
まとめ
不動産投資に興味をもっている方には、たくさん発行されている本から基本的な知識や情報、考え方などを勉強するのがオススメです。不動産投資は投資の中では安いといっても、数百万円単位の投資になります。中途半端な知識で手を出すと、大けがをする可能性も否定できません。
本からの情報収集とともにオススメしたいのが、一緒に不動産投資をするパートナー探しです。ひとりでは判断を間違ってしまうような場面でも、ふたりいれば、パートナーがあなたのミスに気付いてくれるかもしれません。
不動産投資のパートナーとは、不動産会社となります。私たち「空室・空き家再生LAB」も、不動産投資を考えている方、実際に行っている方とお仕事をしております。
本から得た情報に加え、ぜひとも私たちが実際に不動産業界の中で培ってきた知識やノウハウもご利用ください。よりリスクの少ない、そしてリターンの大きい不動産投資が可能となります。不動産投資を考えている方は、ぜひ一度ご連絡ください。